JUICHI WAKISAKA

レーシングドライバー 脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

2012.8.15

LGDA夏祭り@86


今回は大輔にちょっと無理いってトヨタ「86」を使ったコンテンツを取り入れました。

それは

◯ GTドライバーが運転する「86」にお客様を乗せてメガウエブのライドワンのコースを疾走するもの。

◯ お客様自身が「86」を運転し、その横にGTドライバーが乗るもの。

◯ ドレスアップ、チューニングした「86」の展示。

◯ 「86」トークショー

これには僕自身、モータースポーツの将来を考えた想いがありました。

大きくは次の4つのテーマを考えました。

1、車好きを増やす事。

2、参加型のモータースポーツにする事。

3、子供たちの夢と未来、それに自動車メーカーの将来をリンクさせる方法。

4、スーパーGTの普及活動。

5、トヨタのマーケティングを考えている方々にも、我々GTドライバーの活動も理解してもらいたい。


それではそれぞれのコンテンツの想いを説明していきましょう。

一つ目は「86」同乗走行。

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GTドライバーが運転する「86」にお客様を乗せるものですが、これはまず86の運動性能を皆さんに知ってもらいたい。「86」の素晴らしさを伝えたいという事。

次に我々GTドライバーのドライビングテクニックを体感頂きたいというもの。
一般ドライバーとの違いをGTカーでなく、誰もが運転できる「86」で解り易く体感頂きたかった。
ライドワンをお借りしてのドライビングですからOKですが、公道で我々が皆さんに運転テクニックを披露すると、後ろでパトライトが点滅します。(笑)
また、サーキットでレースを見ているだけだと解りにくいでしょ。
ですから、良い機会を頂いたんです。

次に子供たちに対して。

今回は同乗できる年齢制限を皆の努力でできるだけ引き下げました。それはたくさんの子供たちに「86」に乗って欲しいから。ただ単に年齢制限を引き下げたのではなく、ジュニアシートを用意し、運転する各ドライバーにはお客様に応じたレベルでの運転を徹底させました。

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お客さんに何かあっては困ります。ドライバーやスタッフ全員と、もり塩して安全祈願もやりました。

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今、スーパーGTにはたくさんの子供たちが目を輝かせながらサーキットに集まってきてくれています。今回のLGDA夏祭りもそんな子供たちがたくさん来てくれるでしょうから、彼らを「86」に乗せたかったんです。7回目の今、LGDA夏祭りは車好きが集まるイベントなんです。そんな子供たちが将来「僕86を買って乗る!!」と思ってくれれば・・・。

いつも言ってる事ですけど・・・。
僕はこの「86」が素晴らしい車だと乗った瞬間に思いました。
AE86とは全く違う乗り味ですが、「86」に期待し、「86」にかけてみようと思える車だったんです。
デビューしたタイミングもそう。
AE86伝説があって、それを引き継がせたいような感じで「86」がデビューし少し騒がしい今、僕はこの「86」がたくさん売れる事を願っています。
それは「86」がたくさん市場に出回れば、自ずと「86」が中古車業界にもたくさん出回ります。時は経ち、我々が試乗で乗せた子供たちが、スーパーGTに目を輝かせながら応援に来てくれている子供たちが、5年、10年、15年後に免許を取るその時に、「86」が、彼らがバイトして頑張ったら買える値段になっていて・・・「ぼく、昔あるイベントで◯◯ドライバーの運転で「86」に乗せてもらって・・・あの時、将来「86」を絶対に買うと決めてました!!」って言って欲しいんですよ。「86」が、時をまたいでたくさんの人々に愛される、そんな車になってもらいたい。

今、子供たちの車離れが自動車メーカーの問題になってるけど、そんなんすぐには解決できないと思う。5年後、10年後、15年先を見据えて僕は車好きを増やし、その問題を色々なアプローチで、解決したいと真剣に思っています。

話は長くなりましたが、次は・・・

お客様が運転する「86」の横にGTドライバーが乗るというもの。
単純にこれ嬉しいでしょ!?
運転も教えてもらえるし、会場で見てるだけのお客さんもプロと一般の方で「86」の動きの違いも解るでしょ。
そして、何よりも「86」にご自身の運転で乗ってもらいたい。
「86」は移動の手段だけの車と違い、ハンドルを握ったドライバーに車を操る楽しさを教えてくれると思います。これも車好きを増やせる手段ですね。

次がドレスアップ、チーニングした「86」の展示。

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荒選手や大嶋選手が自分のドレスアップした「86」を持ち込みました。
その他にもスーパーGTの各チームがチューニングした「86」、TRD「86」や色々な「86」を展示しました。

「86」が色々な人の手によって、色々な色に染まっていく様を見て頂きたかった訳です。「86」にはそれを手にした方々が、自分自身オンリーワンの車にしてもらいたいという願いも込められています。その方が「86」を、車を、物ではなく、家族のような存在としてより愛してもらえる気がしますから。

「86」トークショー。

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飾っているだけだと解らないでしょ!?
荒選手と大嶋選手に自分の「86」について話して頂きました。
見てるだけでなく、耳から入ってくる情報は貴重です。
車好きの方々に、彼らの実体験を話してもらいました。


今回のイベントの「86」の部分、色々をさぁ〜って書かせてもらいました。

先日のT,M,N,(Toyota Motor sports Network)でも話させて頂きましたが、僕が考える、今後モータースポーツを盛り上がるために必要と考える3つの提言、これに準じて今回は話させて頂きました。


1、 ファンの立場に立ったレース運営

2、 マーケティングにつながるモータースポーツ

3、 参加型のモータースポーツを考える


今後もこれを目指し頑張っていきたいと思います。


イベントを作るにあたり、僕は色々考えます。

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LGDA夏祭りに参加して頂ければ解ると思いますが、伊藤大輔もそうですが、トヨタのイベントスタッフは本当に最高です。

色々な想いをすぐに形にしてくれます。

ほんまに感謝です。

頑張って、目標、想いを形にして、彼らに何かしらお返しができるように我々ならないとね。



張切っていこう!!




LGDA夏祭2012 in MEGA WEB

この他の様子はレポーター姉さんのブログを見てくださいね。

コメント ( 10 )

Pちゃん :
今回のLGDA夏祭り、中1の息子は参加できなかったけれど…息子はもう何年も前から免許を取ったら86を買いたいと決めていますょ。
残念ながら今の86ではなくAE86ですが(^◇^;)
でも、この様なイベントで直に触れ合ったら、また気持ちも変わりますょね。

まだ12歳ですが、息子は86に乗る事とGTドライバーになる夢を、夢で終わらせるつもりはなく日々キラキラしています。
一般家庭の子なので、カート等やらせてあげられないので本人の努力で頑張ってもらいたいです(^◇^;)

寿一さんの想いや願い、きっとチビッコ達に届いていますょ。
ありがとうございました。
mikioGT :
今回のブログで11さんをより一層尊敬という形で好きになりました!

ボクは既にクルマ好き・モータースポーツ好きですが、子供の頃にミニカーからクルマ好き世界に入り、身の回りに素敵な車が沢山あった時代だったからと思います(現在41歳です・・・)。

そして中学生くらいの頃、その延長でクルマを異次元で操るモータースポーツの世界をしり虜になりました。

11さんもメーカーの方々にも、このマーケティングを包括的に再認識して欲しいと強く願ってらっしゃいますが、まさにその通りと感じます。

ボク個人の体験ですが、ミニカーやモータースポーツ、実車は全て違うメーカーや団体ですが、ボク達ファンからすると同じクルマ好きの世界と思います。

クルマを単なる移動手段ではなく、11さんもおっしゃる様に家族の一員・相棒として考える人が増えて行ったら、それが文化になるんだと思います。

メーカーはMAKEするだけではなく、楽しいものを是非造っていって欲しいですね!造るだけでなく、そのクルマにメッセージやこだわりを詰め込んでいって欲しいですね。

EXTREME :
寿一さんの思い…
とても伝わりました

↓pちゃんさん
自分は今14歳でレーシングドライバーを目指しています
家も親はただの公務員でお金はありません
でも少ないお金をだして昨年カートを買ってもらいました
今は毎週末サーキットにいって練習しています
中古のカートでなかなかレースでは勝てずに今は三位が限界ですが、親を喜ばせるために頑張って優勝を目指しています

まったくの他人だし子供なのであまり偉そうに語れませんが中古カートならそう高くはないのでお近くのカートショップにぜひいってみてほしいです
EXTREMEというフレームがおすすめです
息子さんも夢を諦めたくない気持ちがあれば中古でも勝てると思います

子供のくせに偉そうに長文を失礼しました
自分と似ていてだまっていられませんでした

いつか同じ舞台で走れることを願います
なにわのイカ男児 :
素晴らしい!
11さん
ほんまにそうですね、昔あこがれた車に乗る
復活した車に乗る
こんな夢を子供達の目の輝きを
各自動車メーカーの方々も夢を・・・
みんなで夢を描いたあの純粋な時代にもう一度・・・
ウーロンハイ :
今回の記事を読ませていただいて改めて思いましたが
あいかわらずブレてないですね!
さすが超一流!

先の展開を見越していろいろな作戦を考え、実行に移していく姿勢は
レースマネージメントにも通づるものがありますよね!

こないだ菅生で弟が「こんなにサーキットに子供たちがいるのにクルマ離れなんて信じられない」って言ってました。
僕もそう思いました。

クルマを好きな子供ってけっこう多いのではないでしょうか?
いくら好きでも経済的理由やその他のあきらめざるをえない要因があったりして、あきらめている人たちもけっこういると思います。

そういう僕も経済的理由で黄色ナンバーなんですが。。。(^^ゞ

もっと安くて楽しめるクルマがあればいいなーとも思うのですが
そういうクルマが増えるとそれに比例して事故も増えていくような気もします。
安全と楽しさの両立ってけっこうむずかしいのかもしれませんが
そのへんはメーカーさんの技術にも期待したいと思います。

ついでに消費税増税反対!(笑)



10 :
LGDA 本当に行きたかった。

「とても素晴らしいコンセプトで作られたイベントなんだなぁ」と感じました。

他メーカーもライバル車をどんどん出して

良いスパイラルを生んで欲しいと思います。

86のライバルはシビック?シルビア?みたいな・・・。

車を操るって本当に楽しいですもんね。

みんなにもっと知って欲しいと僕も思いました。

鈴鹿、頑張ってくださいね。
しげき :
改めて夏祭りお疲れ様でした。
サーキットに行くようになってしばらく
たちますが、ここ数年はチビッコ達、ファミリーの方々が
増えたなぁと思います。
ちょっと時間かかると思いますが、チビッコ達が大人になる
10年後位には、だいぶ状況変わると思いますよ。
レース中も結構、するどいコメントしてますから(笑)
大きくなって、選ぶ車は自然と…
そういう車になるでしょう

あとは子供達が大人になった時に、車やモータスポーツを
取り巻く環境が少しでも良くなる様に、我々大人達が努力
しないといけませんね。
そのために、どーしたら良いか日々模索中ですケド。



ヒトシ :
LGDA夏祭りに毎年いろんなアイディアを出すのは、
大変だと思いますが、今後も開催をお願いします。
特に86同乗走行は、継続して欲しいです。
みっち :
86に限らず、車種にとらわれず、どんな車種でも同じことを伝えていくことでしょうね、そうすれば今まで興味なかった車種にも見方・捉え方が変わってくと思うし、変われば「あれ?良いなコレ」「欲しいな」てなるし。
あと、もっとドライビングを教える・教わる環境が増えればなぁと、できれば休日に…。ドライビングの違い・変化で安全や燃費が絶対違ってきますからね!
よこやまファミリー :
寿一さん 今頃コメントごめんなさい(>_<)
86の話題が出ていたので…。

今年はLGDAには行けなかったのですが、86に同乗できるなら、
小4の息子を連れて行ってあげれば良かったな〜
息子は86が発売されてすぐに「18才で車の免許を取ったら、86を買う!!今から
お金を貯める!!」と言っていました。きっかけは単純で、土屋圭市さんアドバイザーの再放送アニメ「頭文字○」ですが…(^_^.)
トミカから発売された86ミニカーもゲットしました(*^_^*)

スーパーGT大好きの息子の夏休みの自由研究は「サーキットガイド」
さぁ、あとわずかの夏休み、残りの宿題は終わるのか〜〜







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