レーシングドライバー　脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

忙しいし大変だけど、目標に向けて突き進む。

絶対に去年の分を取り戻す。

応援してくださるファンの方々のためにも、仲間のためにも、そして自分のためにも。



昨日、情熱大陸を見た。

サッカー、インテル所属、長友選手の密着。

彼は２５歳。

凄いと思う。

セリエAの名門ビッククラブ、インテルのレギュラーって事だけでなく、彼の考え方、生き方、人間性。

そう言えば、ダルビッシュ選手も２５歳かな！？

レーシングドライバーで２５歳って誰！？

スポーツに置ける日本の黄金世代かな！？

もしそうならば、それは偶然ではなく、必然と考えて、その世代が育った時代はどんな時代、環境で、何がそうさせているかを分析する機関を国には持って欲しい。

この先の日本のために。

もう、偶然を待つ時代は終わりました。

世界中が動き出していると思う。



今年で４０歳を迎える僕ですが、色んな人に刺激をもらい、それを糧として生きていく。

直接的な出会いもそうですが、メディアを通しての刺激もそう。

その刺激とは、嫉妬だったり、プレッシャーだったり、尊敬であったり、色々。

その刺激、全てをプラスの方向に進めたい。

毎年のグアムトレーニングキャンプでは、桧山選手から刺激を頂き、いつもタイミングが重なる三浦知良選手から色々な物を観察して刺激を頂く。

ベテランアスリートの“すごみ”を感じます。

もちろん、韓国のサッカーチームや野球チーム、サッカー日本代表や、日本のプロ野球選手、ゴルファー、そこに集まる全てのアスリートの観察は欠かさない。

少しでも自分に取り入れ、今もなお成長したいと思っている。



考えれば１９歳でカートを始め、実力と言うよりは、人との巡り合わせに恵まれここまでやってきた。

カートから、戸田レーシング戸田さんと出会いF３へ、松本恵二さんと出会い、童夢林社長に出会い、無限の木村専務。

亜久里さんに出会い、そしてトヨタへ。

彼らがつけてくれた道筋の上を歩いてきた。



若い頃、師匠松本恵二さんに言われていた言葉。

「１年、２年、成績が良かったぐらいで調子に乗るな！！１０年、トップに居続けたら認めてやる。」

１０年目に師匠から連絡もいただきました。

「ようやった。」

って。

嬉しかった。

でも・・・

タイトル争いは毎年やりましたし、タイトルも捕りましたが、それから自分の中で目標を見失い、モチベーションが下がった次期もありました。

しかし、去年の成績でまた僕の心にレーシングドライバーとして、激しく火がつきました。

今年は絶対にやる！

文句を言わずにやる！

何でも結果を出してから！

そのためにすべき事を冷静に考え実行する。




それと、自分自身、海外での挑戦にも意欲が出てきた。

こんな事を言うと、怒られるかもしれませんが、正直F１のテストドライバーだった頃はそんなにF１に乗りたい訳ではなかった。

イギリスが嫌だった。

食事、風土、天候、雰囲気。

僕は日本のレースが好きだった。

でも今は本気で日の丸を世界の舞台で掲げたいと思っている。

同じ時代を生きた仲間と共に日本を代表して、自分たちの生きた証を世界の舞台で残したい。

おにぎり片手にみそ汁飲んで、世界の舞台で日本人として誇りを持って戦いたい。

我々との競争に破れ、サーキットを去っていった我々世代、皆の分も背負ってね。

ただ、これには自分の思いだけでは何ともならない問題で。

トヨタとして、ルマンプロジェクトが旗揚げされていますが、もしチャンスが巡ってくれば精一杯戦いたいと思っている。

同じトヨタなら、ベテラン組で立川、伊藤ってのはどうだろう！？

全てを知り合ってる３人。

スーパーGTで培ったドライビングノウハウとセッティング術。

良いと思うけどな。

アピールではないですよ！

立川とはGT選手権、スーパーGTにおいて、２００１年から２０１１年までの１１年間、２人で５回のタイトルを捕ってきた。

まぁ、僕が３回ですけど（笑）

トヨタが獲得したタイトルに必ずどちらかが絡んでいる。

何とかなりませんかね！？（笑）

まあ、それもご縁ですからね。




大変忙しい僕のボスから言われた言葉です。

「今年は、態度、言動でなく、成績、姿勢で脇阪寿一の存在感を発揮なさい。一回りも二回りも成長する脇阪寿一に期待しています。大変だろうけど頑張りなさい。応援しています。」

今年、僕はこの言葉を片時も忘れず頑張っていこうと誓いました。




さぁ、そろそろシーズンに向けて、色々始まります。

精一杯頑張りますので、ご期待ください。

サーキットにたくさん応援に来てくださいね。










さて、今僕の頭の中では

情熱大陸のテーマが流れ

そして、ナレーターさんが、僕のナレーションが読み上げています。




違うかっ！？




CMは




トヨタの８６。

もちろんレーシングドライバー脇阪寿一です。




そして・・・。













チャンチャン♪







ほなぁ〜〜〜〜〜。














この執筆は機内にて行っておりますが、インターネットの環境上、ブログをアップする時間と、実際の時間は異なります。

ご注意ください！！



この説明いらんな。

（爆笑）