JUICHI WAKISAKA

レーシングドライバー 脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

2008.3.27

スーパーGT公式テストIN富士 2日目

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今日も朝から晴れていても路面はWET。
この時期御殿場は天気予報で晴れでも明け方雨が降るのか??

WETコンディションではテストメニューが消化できないため、この時間を使ってこれからのテストとレースのためにブレーキローターとブレーキパッドの焼き入れ作業をすることに。


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これがローター、パットそれぞれ新品。滑って効きそうにないですよね。
それぞれのパーツは新品状態では本来の性能が出ないため、焼き入れという作業をして一度パーツに熱を入れます。その作業を終えて初めて性能が出るのです。

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これが焼き入れ後のローター、パット。新品の表面と違って何か効きそうでしょ?
ブレーキング時はこのパーツ達は800度から900度に達します。日本で最もブレーキに厳しいサーキット茂木に関しては1000度を超えることもあるそうです。

市販車の場合も新車を買うと慣らし運転をしてくださいと言われますよね。
これはブレーキに限らずミッション、エンジンすべての部品を対象に行うものですが、ことブレーキに関してもいきなり新品状態では効きが悪く、ならし(焼き入れ)をすることを勧められるわけです。
レーシングパーツは市販の車のパーツよりも、より極限状態で性能を発揮させるため、各部においての「ならし」、ブレーキにおいては「焼き入れ」が大切になってくるのです。
例えば、新品のブレーキが付いている事を知らずに富士の1コーナーに侵入したとします。ブレーキは全く効かずに止まり切れずフェンスに突き刺さるでしょう。レーシングパーツにおいてはそのぐらいの性能差が作業前と作業後では違うのです。
ですから、前もってこの作業をしておく必要があるわけです。
例えばレース中にブレーキトラブルでピットインしたとします。でも、いきなり新品のパーツを装着することはできないのです。理由はわかりますよね?
だから前もって焼き入れをしてそのパーツの使用頻度をきっちりチェックしてこのようにパーツを管理するわけです。

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これはメカニックがローター、パット交換をしてくれているところです。
トムスのメカニックともなるとものの3分ぐらいで交換してしまいます。
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午後からはドライで走行ができ、WET路面の影響で遅れていたタイヤのテストメニューをこなし終了。

実はこの前の写真までは昼間に執筆していたのですが、「午後からは・・・」の所からは帰宅が遅くなったので少しさぼりました。許してください。

それではおやすみなさい。

コメント ( 11 )

hiro :
テスト、お疲れ様でした。普段見ることのない、パーツの写真…凄いですね!!
忙しいなかのBLOGの更新、ファンとしてはありがたいです。
あゆみ :
寿一さん
テスト2日目おつかれさまです。

焼き入れ作業の解説とても、解りやすかったです。

GTを観るようになる前
恥ずかしながら車の事は、ちんぷんかんぷんでした(笑)

ブレーキの事やパーツの性能が解ると、よりレース観戦も楽しくなりますねv

更新は毎日楽しみにしていますが、
寿一さんのペースで無理なさらず書いて下さい^^
Alabama :
納得、
さすがはGTマシンですね

TEST2日目お疲れ様です。

寿一さんがこうやって解説してくださるので勉強になります。

他のパーツの解説も是非やってほしいです。
トムスの応援者 :
テスト、お疲れさまです。
ブレーキが1000度まで達することもすごいですね。
しかし、冷却性能はどうなんですか?
教えていただければ嬉しいです
有花 :
すごぉい♪
初めて見た(ω)ノ
ちなみにマイペースにこれからもいってくださいね(皿)ノ
タク :
寿一さん大変です!
至急「エンジニア 東條のブログ」に向かってください!
寿一さんが盗撮されてます(笑)
yumi :
テストお疲れ様でした。
御殿場は今日も晴れているのに雨が降りました…。
春なので変わりやすいお天気が続いているようです。
冬は寒く梅雨の時期は霧は凄いしジメジメ…そんな御殿場に住んでいて良かった!!っと感じる瞬間、
富士スピードウェイが近いこと☆
なのでもちろんテスト応援に行きましたよ~。
今年初観戦だった為PETROAS TOM'Sを自分の目で初めて見て、
グリーンの鮮やかさに感動しました。
そして、普段お目にかかれない様なパーツを説明していただきますます今後が楽しみになってきました!!
この先も頑張って下さい!!
みっち~ :
テストお疲れ様でした。あのテストの裏方ではこういうことがあったんですね。

その終わった直後に、4歳の息子との写真撮影に応じていただきありがとうございました。
「また、後で」と言いながらもやはりそこは脇阪流で引き返してファンに応じる姿を見て人柄を感じました。
本当は息子が握手したいと言っていたので、パドック裏で待たせていただいたのですが、タイミングを逃しパパだけ握手してしまいました。
でも息子は、いつものように「わっきー、頑張れ。わっきー、応援する」と帰り道でも言っていたので、また今度機会があれば、お願いします。

鈴鹿のグリッド上で、36番ボードを持っていた綺麗な女性というのは、パドック裏でお見かけした人なのかなとふと気になりました。(^_^;)
カズキ :
難しいです(笑)
mihoっち。 :
テスト走行お疲れ様でした。
寿一さんの説明わかりやすいです(*^_^*)
クルマの事もわかれば、もっとおもしろいですよね☆
勉強になりましたv
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