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●S耐久 Rd.8 REPORT


毎回このレポートはレース翌日以降に思い出しながら書き起こしてるんですが、思い出せない部分も多いので、今回からは出来るだけその日の内に書く事にしたんです。 1年は早いもので、S耐も最終戦の富士となりました。 金曜日、僕達、3人は都内から車で富士入り。 運転は僕がしてて、富士到着時に目が覚めてたのは僕なんで、とりあえず自主的に走り出しのチェックを進めた訳ですが、そのまま僕が主に走る事となり責任重大で・・・。 走り出しからコーナーは良い感じ。 特に100Rはもうチョットで全開を決めれるくらいやったけど、直線が遅く・・・。 午後からソフトコンパウンドタイヤで走ってみるも、ちょっとグリップし過ぎてパワーロスしてる感じなんで、翌日のタイヤマーキングなどを前に思い切ってタイヤチョイスを大幅に変更。 ダンロップにチョイス出来る幅があって助かった。 またチームスタッフは少しでも改善出来る様に細部まで調整を続けてくれたにも感謝です。

土曜日、フリー走行で改善された部分が見られたので、予選に向けてもう少し調整を進め、予選に望む事に・・・。 今回は気温が非常に低く、ニュータイヤになかなか熱が入らないので、2、3周ゆっくり温めてアタックしようと決めてた。 あと、チームから、『#38とスリップの使い合いする?』との案があったけど、この様なスケベ案は案外失敗しやすいもので、これは丁重にお断りして、まずクリアを取ってベストを尽くす事に・・・。 うまくクリアも取れて、一応、周りから文句の出ないタイムは出せたかな・・・。 それでも、クラス4番手・・・。 トップの#5インテグラとは、ストレートでは愕然とする差!! ストレートで会ったら、『さいならぁ〜!』って感じです。 まぁ、僕自身としては、最近、最後の最後では上手く集中出来てる感があるんで更に上を見ながら良しとしたいと思ってます。 その後、寿一選手が基準タイムをクリアするついでにスリップを探して、もう一発を狙うも、全クラスの中で一番ストレートが遅いウチとしてはカモられても、カモは見付からず断念。 その後、Cドライバー枠でヒロミさんがレースシュミレーションのロングラン。 ちゃんと安定もしてるし、レースに向けて修正しないとあかん部分も見付かってるし、後はレースがどういう流れで行けるか!?・・・でしょうね。 しかし、苦戦は必至。

日曜日、朝のフリー走行。 S耐は本当に色んな車が走ってて、ダラダラ出て行くと時間を異常にロスするんで、この朝も一番先頭に出て行ったら、いつも通り、松田さん、琢弥さん、織戸さんも出て来て・・・。 ここで、2スティント目以降のタイヤと若干のセッティング変更のテストもしたかったんで、ガスは少なめでコースイン。 それもあって、#25、#36と接近して走る事が出来て、色々と参考になった。 決勝は、ヒロミさんがスタート。 僕達のストレートスピードは、クラス4にも負けてるんで、もし前に出られるとインフィールドで引っ掛かり上手く自分のペースで走れないんで、後続に埋もれない事で全然トータルタイムが違う。 そこだけが心配やったけど、上手く自分のペースとスペースで走れてて良かった。 でも、実は序盤に他車と接触でフロント足回りにダメージが・・・。 その後、僕に交代。 ピットから離れると、ステアリングが完全に右に曲がった状態で、すぐにピットへ、『これはキツイかも。 戻って直す?』って言ったけど、何とか44〜45秒台で走れてたんで、何とかごまかしながら走り続ける事に。 車の変な動きにもだいぶ慣れてきて、30周に近ずいたところで300Rで左フロントタイヤにトラブル! これはアライメントが完全に狂ったままで走り続けてた為にコーナーは勿論、ストレートでも異常にタイヤが傷んでしまった訳。 直にピットインしてタイヤ交換と作戦の幅を広げる為に給油してピットアウト。 その後、寿一へ交代。 何とか頑張ってくれたけど、やっぱりキツイみたいで・・・。 その後、5位走行で、後ろとは2周差があったんで、もう一度ヒロミさんへ交代して、このシーズンを〆る事となりました。 今回は、セーフティーカーで2ストップのロスを無くし、インフィヒールドのスピードを活かして、何とか前へ・・・というのが理想やったんですが、全てがそんなに上手く噛み合う事は無く・・・。 でも、何とか5位でポイントも加算出来て、シリーズも5位でした。  

さて、S耐に初めて参加したシーズンでしたが、ヒロミさんと楽しくレースをしながら、N+クラスにいる良いドライバー達と走り、また色々と勉強にもなったと思う。 メンテナンスはGTと同じクラフトやったんも、僕個人にとっては監督とコミュニケーションを図るのに良かった。 なんせ、年間で家族より会ってる日数が多いんでは・・・と思うくらい! メカニックもこのトラブルの出易いレースで全戦完走を達成する為に、細かな所まで貢献してくれて感謝しています。 

・・・ということで、スタッフ、関係者の皆様、応援して下さった皆様、有難う御座いました!!

 

 


薫 一

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BBS Racing Shigekazu Juichi