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レーシングドライバー 脇阪寿一 BLOG

2005.10.03

スーパー耐久 Rd.7 菅生 決勝

朝のフリー走行のときに2台とも最終コーナー立ち上がりのスピードに悩まされることになりました。菅生の最終コーナーは名物といいますか高速で180度曲がりこんでいてさらにかなり上りになっているため、そのコーナーが早いかと遅いかでラップタイムやレース戦略でかなり差が出るコーナーになっています。
このコーナーが何故かライバルに対して2台ともが遅く色んな処置はしてみたのですがそれは決勝になっても改善されませんでした。レース開始早々はガソリンが満タン状態なため車重も重く最終コーナーはかなり厳しい状態ではありましたが何とか粘り、ピットインを遅らすことによりガソリンが少ない状態でラップする周回を増やし各パート終盤にチャージする作戦を取りました。しかしここで3位を走行する星野選手がドライブする48号車のタイヤにトラブルによりピットイン。ヒロミさんに代わりました。これは後でわかったことですが左フロントのホイルハブのトラブルによるタイヤの変磨耗でした。そのため48号車は緊急ピットイン戦線から離脱してしまいました。一方23号車は尾本選手がスタートし序盤は3クラスの後方あたりを走っていましたがガソリンが少なくなった終盤猛チャージ。メカニックの迅速なピッと作業も助け2位に5秒差のクラス3番手で谷口選手にバトンを渡しました。終盤83号車のチャージもありましたがそれをしのぎきり表彰台も確実と思われた残り2周を切ったとき左フロントホイルがいきなり壊れ万事休す。スロー走行を余儀なくされ何とかコントロールタワーまでたどり着きチェッカーを受けました。今回、両車とも左フロントのトラブルが出ました。菅生はコーナーでけっこうえんせきを跨いでドライブするためその辺の強度に問題があったのか!?また別の問題なのか!?車を持ち帰り検証して次戦、最終戦に望みます。
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