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レーシングドライバー 脇阪寿一 BLOG

2005.3.22

2005レース参戦計画

ファンならびに関係各位の皆様、ご報告が遅れましたが2005年度 脇阪寿一のレース参戦についてご報告させていただきます。まずはWEB上でも皆様にご心配をおかけしておりました「全日本フォーミュラ日本選手権」におきましては結果から申しますと本年度はお休みします。ファンの皆様にフォーミュラ日本で走る僕の姿をお見せできないのは大変残念に思いますが、諸事情により参戦を見送りました。今はこういった理由しか申せませんが、僕が取ったこの選択が将来必ずプラスになると考え突き進みます。皆様なにとぞご理解いただき暖かく見守っていただければうれしいです。
スーパーGTにおきましては去年同様、ESSO TOYOTA TEAM LeMansよりシリーズタイトル奪還めざし参戦します。チームメートはもちろん飯田章が勤めてくれまして、二人のコンビネーションで1+1=2じゃなく3とか4になるよう努力し、さらには去年目立った取りこぼしを無くし全戦ポイントを最低条件に掲げがんばります。シーズン開幕を今週に控えておりますが、NISSAN勢は去年にも増して速さに安定感が加わり1号車だけじゃなくカルソニックZ(12号車)も最大のライバルになってくる雰囲気を感じます。HONDA勢にしましても車の形を見てわかるように本気の度合いを感じます。NSXの開発にかかわる童夢やHONDAの研究所の皆さんの目の色が違います。我TOYOTAにおきましては正直、細かいトラブルが続発し開発の遅れが否めない感はありますが、05年モデルは車全体の見直し(大きくは車の剛性アップ、低重心化、エンジンの低速トルクの向上など)により潜在能力の高さを感じますし、それがスーパーGTにおけるウエイトハンデの戦略面に大きくメリットとして現れる事を信じています。今年の新生スーパーGTは去年にも増してドライバー、車、チーム間の競争が熾烈になりファンの皆様を今までにない興奮へと導くこと間違いありません。岡山県 TIサーキットで行われる“スーパーGT” 開幕戦にご期待ください。 
脇阪寿一世界への挑戦
2005年ルマン24時間レースに童夢の一員として参戦することになりました。レーシングドライバーにとってルマン24時間レースはF1と並び特別なレースでかねてより参戦したいという気持ちはありましたが、自動車メーカーに属している自分としてはメーカーがルマンに参戦するタイミングが合わずそのチャンスを見出せずにいました。今回参戦するチームは「ジムゲイナー」をスポンサーに童夢のワークスチームです。シャーシが童夢、タイヤがダンロップ、エンジンが無限、スタッフが全員日本人、もちろんドライバーも日本人で僕のほかにHONDAのエース道上、去年のルマン覇者 荒の三人でタッグを組みます。それはまさに“ALL JAPAN”による世界への挑戦です。自分にとっては初めての経験となるため短い時間でたくさんの事を学ばなくてはいけませんが、それをこなす自信もやる気もあるつもりです。童夢シャーシは過去にも参戦はしていますが、今年、童夢代表の林社長が童夢ワークスとしての参戦を表明していることから、おのずと狙いは優勝に向いていることを感じています。僕たちの挑戦が結果として表れ、さらには日本のモータースポーツの発展に貢献できると信じがんばるつもりです。今回のこの経験が自分のレースキャリアにとって特別な経験になり、また日本の皆様の心に熱いものが伝わればと思います。皆様、応援よろしくお願いします。 

最後になりましたがスーパー耐久は去年に引き続きプロデューサーとして参戦します。でも、残り何戦かは僕たちの仲間と一緒に出てみたいな?!?なんて計画もしています。いろんな計画はありますが、今年も全力でレースをしたいと思います。自分はレーシングドライバー脇阪寿一ですからより良い成績のため努力しますし、日本のレースシーンが良くなることには全力で取り組みます。性格上、突っ走りすぎるところもありますが、自分が信じている人の意見を聞きながら自分が進んでいる道が正しいと信じがんばっていきます。皆様、2005年も脇阪寿一をよろしくお願いします。  2005年3月 脇阪寿一
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