JUICHI WAKISAKA

レーシングドライバー 脇阪寿一 OFFICIAL BLOG

2013.12.20

台湾のモータースポーツ

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彼らは本当にモータースポーツを楽しんでいる。

メディアも精力的にそれを取り上げています。

楽しむといった部分は、今の日本のモータースポーツには少ないかもしれません。

車の差、レギュレーションの緩さ、サーキットの整備、等々、追求できていない部分、また勝負の苦しさをまだまだ経験していない事は否めない。

でも、楽しむ事は大切な要素。

その要素は日本のモータースポーツよりかなり持っていると感じる。


そのためピットの雰囲気も“の〜〜〜〜ん”ってした感じ。

でも、事走りに対して、自分が速くなる事に対しての向上心は凄い。

ほんとうに皆、真剣です。

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走行後、データや車載映像を見るこの表情を見てください。

解らない事はどんどん質問してくるし、感じた事をどんどん伝えてくる。

我々日本人ドライバーは、彼らにとってチームメートであり先生です。

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かつて日本の野球が、台湾の野球を指導したように。

平中が、密山が、横溝が、中尾が、彼らの先生です。

今回の台湾でのレース、僕は自分が持ってる経験、技術を出来るだけ彼らに伝えたいと思っています。

彼らが僕にそう思わせる何かを持っています。

今回僕に「台湾のレースを見てください!」って誘ってくれた横溝や、現地で頑張ってる、鈴鹿レーシングスクールで僕の生徒であった中尾は、ここ台湾で色んな意味で本当に頑張ってると思う。

尊敬するよ。

彼らが台湾と僕らの日本の橋渡し役となって、これからどんどん交流を持ち、共にアジアのモータースポーツを盛り上げていきたいですね!

また楽しみが増えました。

感謝。

コメント ( 3 )

mikioGT :
当たり前ですけれど、楽しんでいる人の姿は観る方も楽しくなりますよね!

本気のレースを【楽しむ】の意味合いを表現するのは難かしいですが、楽しんでこそ人生、楽しんでこそのレースかもしれませんね!
ウーロンハイ :
やはり日本のほうが先進国だけあって、クルマの普及率やモータースポーツのレベルも上なんですね。
聞いた話だと、台湾はバイクが多いとか。
4輪については、まだ発展途上なんですね。
逆に考えれば、その分、伸びしろもあるのかもしれませんけどね。
そして、その伸びしろを伸ばすのは、経済的な課題もあるとは思いますが、やはりモータースポーツに対する情熱なんでしょうね。
寿一さんや、某レジェンドの元祖日本一速い男さんのような選手が出てくれば、日本のレース界も、うかうかしてられないかもしれないですね。
まあ実際には、その可能性は極めて低いと思いますが。。。f^_^;
でも、やるからには今週末のレースのほうは優勝ですよ!
泣き虫おやじ :
おはようございます。寿一さん☆☆☆

アンチの上に寿一(@_@)


SAVE JAPAN がんばっぺ☆☆☆
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