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BBS Racing Shigekazu Juichi
 
Hot Mail 初めてのサッカー観戦日記。
 

●JGTC Rd.5 REPORT

 灼熱のマレーシア・セパンサーキットでの第4戦を終え、シリーズランキング2位。ウエイトハンデは70キロとなった脇阪寿一・飯田章組エッソウルトラフロースープラ。
シリーズ後半戦となって、今後はただ単に順位をあげること以上に、どこでウエイトを下ろし(5位以下になると20キロ軽減)、どこで勝負をかけるのか、マシンの特性との兼ね合いはどうか、緻密な戦略が要求されるようになった。 30℃を超す暑さとなった予選1回目は午前11時30分から開始された。
アタッカーの脇阪寿一は予選開始15分後にコースイン。アタック2周目には1分25秒735をマーク。
この時点で9位となった。 しかし、ウエイトの軽いauセルモスープラ立川祐路(ウエイトハンデ30キロ)、FKマッシモADVANスープラ(ウエイトハンデなし)荒聖治が24秒台に入り、1回目の予選を11位で終えた。
そして午後4時15分にスタートしたGT500クラス占有の予選。わずか20分の占有予選。
各車一旦コースインするものの、8分後には1台を除いて一斉にピットイン。
サーキットに静寂が訪れ緊張感が高まる。12分経過。
堰を切ったようにニュータイヤに履き替えた各車が一斉に再コースイン。
少し遅れて13分後エッソウルトラフロースープラ脇阪寿一もコースインし、タイムアタックに入った。午前中よりも気温が下がり、このアタックでタイムアップが予想されたが、路面がスリッピーとなっていて、なかなかタイム更新されない。
しかし脇阪寿一はチェッカーフラッグが振られた最後のアタックで1分25秒501と午前中のタイムを更新。予選総合9位となった。
土沼広芳監督コメント
「70キロのウエイトはやはり厳しいです。 その中でもクルマの調子はいいですから、今回は100%5位狙いでいきます。 もし優勝が狙えるようでしたらいかせますけれど、3位以下だったらファンの方には申し訳ないですけれど、5位まで下がるように指示を出します。 我々が目指しているのはあくまでもシリーズチャンピオンですし、最終的に皆さんに喜んでいただけるものを目指します。」
 

時折空に雲がかかり昨日よりはいくぶん過ごしやすくなった決勝。
夏休みということもあって家族連れが目立つ中、5万1000人が富士スピードウェイにつめかけた。
スタートドライバーは飯田章。第3戦SUGOで優勝して以来、飯田章がスタート、脇阪寿一がレースをまとめるというこのパターンが定着してきた。 9位からスタートの混乱で3台にかわされ12位に順位を落とした飯田。 1周目にGT300クラスのマシンがクラッシュし、早くも1回目のセーフティーカーが導入される。 5周目再スタート。飯田章はエリックコマスをかわし11位。6位から13位までが集団となり激しい攻防を繰り広げる。 そんな中、13周目、加藤寛規、金石勝智のNSX勢も抜きさり、9位。
そして黒沢治樹のマクラーレン、セバスチャンフィリップのNSXと次々とかわして7位に浮上した。
17周目、チーム右京の新鋭、下田隼成が最終コーナーでクラッシュしたのを期に、18周目2度目のセーフティーカーが導入された。 このレースは57周。レギュレーションでは1人のドライバーが1/3、19周を最低限走行しなれければならないのだが、このギリギリの19周で一斉に各車ピットイン。
しかし、エッソウルトラフロースープラを含む3台のGT500マシンが混乱するピットをさけ、セーフティーカーがコースに入る前にストレートを走り抜けようとトライするが、寸での所で間に合わなくなってしまう。
「結果的にはあれが判断ミス」と土沼監督が認めるように、エッソウルトラフロースープラは20周目にピットインし、脇阪寿一にドライバー交替。順位を14位まで落としてしまう。
25周目再スタート。脇阪もまた飯田章同様70キロのウエイトハンデをものともせず、果敢に攻め続け、
41周目9位、45周目8位そして46周目7位と着実に順位をあげ続け、目標の5位には届かなかったものの7位4ポイントを獲得。ドライバーランキング3位となった。

土沼広芳監督コメント
「4位以上になっても次からウエイトを下ろすことを優先させて順位を下げさせるつもりでした。 目標の5位にあと一歩でしたが、これで20キロ減って次のもてぎは50キロ。ここでもう一度我慢してウエイトを下ろしてMINEと鈴鹿で勝負をかけるつもりです。 クルマの調子はいいのでこれからチャンピオン奪取にむけて期待してもらっていいと思います。」


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